テレワーク中もキレイでいたい!web会議で映りをよくするテクニック

新型コロナウイルスの影響で、テレワークを導入する企業が増えているこの頃。「Zoom」や「Google Meet」などを利用したweb会議が増えている中、PCに映る自分の顔を見てびっくりしたという方や、カメラを使ったweb会議を恐れている。なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、カメラ写りをよくするコツをお伝えしていきたいと思います。

カメラ写りをよくするコツ
 

1.カメラ越しに映えるメイク法

肌をきれいに見せるベースメイク

リアルで人と会う時のように、薄めの素肌感を出すようなメイクをすると、カメラ越しでは、顔の凹凸感が強調されてしまいます。目の下などが影になり黒っぽく見えてしまうこともあります。パーツの凹凸感を抑えるために、あえてコンシーラーを厚めに塗り、均質な質感を作ると、カメラ越しできれいな肌を作ることができます。

チークとリップで血色感をプラス

チークで血色感をプラス
 
パソコンのカメラで映し出されると、全体的に肌色がくすんで見えたり、血色が悪く見えたりするので、普段よりも血色感のあるメイクを意識すると効果的です。web会議の時には血色がアップするコーラル系を取り入れてみると、健康的な印象を与えます。チークは画面上で肌をきれいに見せるために、いつもより外側にいれるのがコツです。
 

2.光のあて方

顔にちょうどよく光をあてる
 

顔にちょうどよく光をあてる方法

顔に光をほどよくあてるには、自然光の入る窓際がおすすめです。可能であれば仕事用のデスクを窓の近くに配置するとよいでしょう。自然光が前斜め45°くらいから入るようにすると、眩しくなくかつ十分な光を得ることができます。間接照明やダウンライトの近くは、雰囲気は良くても顔に影がかかり暗い印象を与えるので避けたほうがよいでしょう。雨天や夕方以降の会議など、光が足りない場合はライトを用意し、前斜めからあたるように配置するとよいでしょう。

白い紙や服をレフ板のように使う

窓から取り入れた光のパワーをさらに引き出すためにぜひ試していただきたいものが、「レフ板効果」です。例えば、白い服を着てみたり、膝の辺りに白い紙を置くなどの工夫をすると、実際に顏色がワントーンアップして見えます。ちょうどよい紙がなければ、A4のコピー用紙や白いハンカチでも代用できるので、気軽に取り入れてみてください。
 

3.カメラの位置

カメラの位置にも注意
 
光を上手に取り入れることができたら、カメラの位置にも注意してみましょう。ノートパソコンでカメラが付いている場合、カメラの位置が目線より下になるので顎からあおられた角度で写ってしまいます。カメラの位置を上に置いて撮影すると、光が顏全体に十分にあたり、顔色が良くなり若々しい印象になります。

PCのカメラの位置を上げるために、まずは身近にあるプラスチックケースや本を積み上げて、PCを載せる台座を作って試してみるとよいでしょう。あるいは、これから継続的にweb会議をしていくことを考えていくと、ノートパソコンスタンドやスタンド式のwebカメラを導入してみてもいいかもしれません。
 

4.補正機能を使ってみる

補正機能を使ってみる
 
人気のweb会議ツール「Zoom」には、メイクをしていなくても、顔の印象を整えてくれる補正機能があります。「Zoom」の補正機能は、肌の色ムラ、シミやクスミをカバーして、滑らかな美肌に変えてくれます。加工よりも自然な印象で肌をきれいにしてくれるので、「Zoom」を使う際には、必ず補正機能をオンにすることをおすすめします。

設定方法は、ミーティング画面の「ビデオの停止」の横の「^」マークを押して、「ビデオ設定」を選択します。「マイビデオ」の項目の「外見を補正する」(windows)もしくは、「ビデオフィルタを適用する」(mac)にチェックを入れれば完了です。

最後に、手軽で簡単に補正機能気分を味わうことのできる裏技をお伝えします。リップクリームをPCやスマホのカメラに薄く塗るだけで、簡単にソフトフォーカスのフィルターがかかったようになります。まるで加工アプリのようなふんわりとした仕上がりになり、シミなどの肌のトラブルもカバーしてくれます。どこの家にもある普通のリップクリームでできるので、ぜひ一度やってみて下さいね。
 
PC越しだと、どうしても普段の自分とは違う自分が映し出されてしまい、落ち着かない気持ちになることもあります。今回お伝えしたような少しの工夫を実践するだけでも、自分の印象を明るく健康的な印象に変えることができます。自分の顔が、明るくきれいに映されることで、自分自身の気持ちまで明るくなっていきそうです。web会議で映りを良くしたいという気持ちは、誰かに良く見られたいというより、自分の気持ちを上向きにするためなのかもしれませんね。

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監修・執筆:
日本化粧品検定1級
美容ライター

阿部遥