【肌質改善】肌質ごとの特徴と美肌に導くスキンケア

気温の変化やちょっとした生活の乱れなどから引き起こされるニキビや肌荒れ。そのような肌の不調は、正しいスキンケアと生活改善で変えることができます。肌質改善のためには現在の肌の状態を知り、タイプに合わせたスキンケアを行うことが大切です。今回は、肌質改善と美肌を目指すためのスキンケアについてお伝えしていきます。

 

1.肌質改善の基本! まず自分の肌の状態を知ろう

肌質のお悩みには、大きく分けて3つのタイプが存在します。

【乾燥肌】
肌の皮脂量と水分量の両方が少なくなり、肌の潤いが足りていない状態が乾燥肌です。肌を刺激から守るバリア機能が低下しているため、肌荒れなどの炎症が起きやすい状態に。洗顔直後に肌のつっぱりを感じたり、肌が粉を吹いているときがあるなどの場合は、乾燥肌の可能性が高いと考えられます。

【脂性肌】
全体的に皮脂量が多い状態の肌を指し、オイリー肌とも呼ばれます。油分が過剰に分泌される一方、水分は適量か少し多めで、さわるとベタつきを感じるでしょう。おでこや鼻の頭がいつもテカテカとしていたり、小鼻の周りの毛穴が目立つように感じる方は、脂性肌の可能性があります。

【混合肌】
額や鼻などのTゾーンは皮脂量が多く、頬や口元はカサついているという「脂性肌と乾燥肌が混合している」状態が混合肌です。例えば、さっぱりとした化粧品を使うと頬はつっぱるが、しっとりタイプではTゾーンがベタつくなどのお悩みがある方は、混合肌の可能性があります。
 

2.肌タイプ別の肌質改善スキンケア

自分の肌質がわかったら、タイプに合わせた肌質改善のスキンケアを実践してみましょう。

【乾燥肌】
乾燥肌には、水分と油分の両方をしっかりと補うことが必要となります。保湿力の高い化粧水や美容液を使い、乳液やクリームも忘れずに。クレンジングや洗顔はやさしいタッチで、皮脂を奪わないようにぬるめのお湯で行いましょう。

【脂性肌】
脂性肌の場合は、まず洗顔で皮脂汚れをきちんと落とすことが重要です。べたつきが気になるときは、さっぱりタイプの化粧水もおすすめ。肌の表面は脂っぽくても、内側が乾燥を起こす「インナードライ肌」の可能性もありますので、化粧水のあとは、必ず乳液かテクスチャーの軽いクリームなどでしっかりと保湿のフタをします。

【混合肌】
混合肌の場合は、部分的にはべたつきがありつつも、肌の内側は水分が不足している状態です。肌の水分と油分のバランスを見極め、スキンケア用品を見直してみましょう。例えば、乾燥しやすい頬や口元にはしっかり保湿できるクリームを選び、Tゾーンにはさっぱりタイプを使用するのもおすすめです。
 

3.肌質改善のために毎日やりたいセルフケア

肌質改善のためのスキンケアは、毎日の生活の中で行うこともできます。例えば、肌のターンオーバーは睡眠中に活性化するため、毎日しっかりと睡眠をとることも大切です。また、ビタミンやアミノ酸、ミネラルなどの栄養素を、食事やサプリメントを通してバランス良くとることも美肌づくりの手助けとなります。

美しい肌には丁寧な洗顔と保湿が欠かせませんが、洗顔後の保湿アイテムとして、手軽に使えて保湿力の高いクレイパックの活用もおすすめです。ターンオーバーを整えるためのセルフケアを取り入れて健やかな美肌を目指したいですね。
 

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監修・執筆:
日本化粧品検定1級
美容ライター

阿部遥